
なぜ肩がこるの?
人間の頭は約5キロ
12、3ポンドのボーリングの球くらいだと考えてみてください。
けっこう重たいですよね。
しかも、それがスマホ首のような悪い姿勢だと
骨盤の上に頭がのっていないのでさらに
首や肩の負担が増し重く感じられます。
その重さを支えるために首や肩の筋肉がいつも緊張しています。
筋緊張→血行障害→発痛物質→痛みによる過緊張→こり
強くもむと
組織がダメージを受けてさらに痛みを感じる
炎症がひきおこされる
壊れた筋組織が修復されるときに線維化してより固い筋肉になる
一時的に楽になったと感じる理由
強くもんで一時的に楽になったと感じるのは主に2つの理由からです。
1つは、
組織が破壊されたために炎症がおきることと
その修復のために血流が増え血行がよくなるので
疲労物質や発痛物質が運ばれて一時的に痛みやだるさを感じなくなる
2つめは、
強い刺激で組織が破壊されると痛みの信号が脳に伝達されます
脳はつよい痛みの信号にたいしてβエンドルフィンなどの
脳内麻薬を放出して痛みを緩和しようとします
この繰り返しで脳内麻薬が癖になると
「もっと、もっと」「さらに強く」「もまれないと満足できない」
そんな身体に自分の感性を育てている状態です
肩こりの正体
慢性的な肩こりの正体は肩を強くもむ習慣だといえるかもしれません。
それでは、もむ前のコリや筋緊張はどうしておこるのでしょう?
それは悪い姿勢や手・足・頭・骨盤・背骨などの関節のうごきのゆがみ
目の疲れやあさい呼吸、心理的ストレス、体の使い方の癖などからくる
肩につながる別の筋肉の筋緊張やゆるみ過ぎが原因で
いつも首、肩周りの筋肉に負担がかかってしまうためです。
肩こりの原因から解決して肩こり習慣を卒業しよう
肩こりをグリグリもむのをスパッとやめます
肩の筋緊張を引き起こしている別の場所の
関節や筋肉の動きのゆがみを調整して
肩の緊張・コリがいらなくなるようにしてあげましょう
自分でも生活を見直して
肩がこらなくてすむ生活を習慣化しましょう
施術とセルフケアの両輪で
もまなくても肩がほぐれて楽になるという
新しい情報を繰り返し脳にインプットします
肩がほぼ凝らないし
こっても背骨から動くとすぐほぐれるような
連動・つながりのいい身体づくりをめざしましょう
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