よくあるラジオ体操式の深呼吸
「吸って~、吐いて~」という呼吸法には
空気交換の効率がとても悪いという致命的な欠点があります。
まず、吸ってから吐くという順番に問題があります。
古い空気が肺にのこっているまま
新しい空気をとりこもうとして先に息を吸う
それから吐くのでは順番が逆です。
まず古い息を吐くべきです。
古い息を吐いてこそ新しい空気が入ってきます。
呼吸という字をみてください。
吸いを呼び込むためにまず吐くという順番になっています。
吐く方が先です
まず吐くことで新しい息が入ってくるという
呼吸という文字の順番どおりの方が効率がいいと思いませんか?
たとえばコップの古い水を新鮮な水と交換しようと思ったら
あなたはまず古い水を捨てるはずです。
コップの古い水を捨てる前に上から新鮮な水を注いでも
交換の効率がとても悪いとわかっているからです。
まず、古い水を捨てて
それから新鮮な水をそそぐのがふつうだと思います
ラジオ体操式の深呼吸では
まじめにとても非効率的なやり方を教えています
「吸って~、吐いて~」
古い水を捨てずに新鮮な水を入れろと号令します
そしてその非効率なやり方を深呼吸と名付けています
これがほんとうに正しい深呼吸だといえるのでしょうか?
いちど立ち止まって自分で考えてみてください
常識だと思い込んでいたことを見直してみましょう
じょうずに息を吐くと、新鮮な空気が自然に入ってきます
新しい息を呼び込むために、まず「吐く」
息を吐く方が先
古い水を捨ててから新しい水をそそぐ
そのほうが理にかなっていると、あなたは思いませんか?
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